パンチだけなら千堂の方が上だ
幕之内はこれくらいであきらめなかった
ボクは日本最強の楯と鉾と戦ったんだ
第101巻から第105巻までのダイジェスト
第101巻
ヴォルグ・ザンギエフVSマイク・エリオット(IBF世界Jライト級タイトルマッチ)
第102巻
ヴォルグ・ザンギエフVSマイク・エリオット(IBF世界Jライト級タイトルマッチ)
第103巻
ヴォルグ・ザンギエフVSマイク・エリオット(IBF世界Jライト級タイトルマッチ)決着
第104巻
板垣、一歩準備編
第105巻
今井京介VS板垣学(日本フェザー級王座決定戦)
アルフレド・ゴンザレスVS幕之内一歩
前回までで、敗北から引退の流れがあるかと考えられた青木・木村組。
結局、青木は伊賀をライバルとすること、また木村も考え直したことで、ボクシングを続ける事になりました。
鷹村も鴨川ジムを一人で続ける覚悟でいましたが、 結局優しい言葉をかけたりみんなの事を仲間として考えているようです。
さて、この101巻から105巻までは大きな試合はふたつ。
まずはヴォルグ・ザンギエフの世界戦。
ヴォルグは気が付いたら、WBA・WBC・IBFの3団体で同時にジュニアライト級世界ランキング1位という、とんでもない強さになってます。
というか、元々強かったんですけどね。
千堂戦の時はアウェイ判定部分で負けたという要素もありました、
一歩戦の時はアマチュア上がりでスタミナ切れでしたし。
事実、後のスパーでは一歩にデンプシー破りやってましたしね。
さて、そのヴォルグですが、渡米し、トレーナーに浜団吉がついたことで、そのテクニックは向上しました。
元々の狼的な野性味、数手先を読む頭脳。
浜が理想としてるのボクシングがヴォルグと言ってもいいかもしれません。
元々真田といういい選手もいたんですけどね。。。
ヴォルグの世界獲り。
開始と同時に飛び出したものの、ホワイトファングが通用せず、思いっきりくらってしまい、ダウン。
ここ最近の試合はいきなり何かを起こすことが多いですね。
一歩のワンパンで終わったりとか。
かといってそんな簡単に試合が終わるわけではなく、
ダメージを残したまま試合は続きます。
足腰に力が入らないまま、打つことができる、軌道が変わるパンチ「飛燕」。
浜トレーナーについてた真田も使ってましたし、トレーナー効果が表れてる部分です。
起動の変わるパンチに翻弄されるマイク・エリオット。
とはいえ、新しいことでもすぐに対応できるのが世界レベルの選手。
「飛燕」を打つ時のヴォルグの足の踏込クセを見抜き、あっさりと抑え込みます。
その後、2手・3手先を読む高度な頭脳戦に突入したりします。
最終的に決め手となったのは意識の外からくる「ホワイトファング」
序盤に「飛燕」を披露したことで、「燕返し」をつかえるようになったことを予想できた読者も多かったかと思います。
そして、「燕返し」はアッパー。ホワイトファングの上下パンチとも相性がよいのでは、と予想した人も多かったと思います。
真田と戦った事のある一歩だけがガードをすり抜けるパンチ「燕返し」に気付き、
しかしヴォルグと浜は、燕返しすら捨て駒にして、最後のホワイトファングに懸けた戦いでした。
事実上、これでKOなのですが、審判の買収など、なんか面倒くさい展開になってました。
いや、審判買収自体ありえませんけど、それでカウントがスローになるのは、まぁ漫画だし、と許容してみても、
ダウンしてる選手を抱え起こして、ファイティングポーズとらせるって、
もうホームとかアウェイとか関係なしに、観客からブーイング出るでしょう。
なんか、引き伸ばしのためだけに、審判買収という八百長を入れられた感じがします。
まぁ何はともあれ、ヴォルグがいち早くチャンピオンになったわけです。
続くのは誰でしょうかね。。。
さて、一歩の世界前哨戦が決まり、その前試合として、板垣と今井がぶつかります。
世代が違うけどパワー対テクニック、一歩対宮田をイメージさせる試合。
どんな展開が待ち受けているかと思ったのですが、
まさかの1R、しかも1分以内の決着。
天才・板垣の数々の弱点、もろさをついた今井に軍配が上がりました。
一言でいうと、エンジンがかかる前に倒したわけです。
一歩VSウォーリーも育つ前だったから勝てたとか、
タイミングなどで勝ち負けが決まることも増えてきましたね。
そろそろ理屈や努力でなんとかなるレベルのボクシングではないのかもしれません。
さて、そんなわけであっさり板垣が負けたわけで、
今後の展開が気になるところです。
一歩は世界に通用するのか!?
(以前のリカルドとのスパーを見る限り、まったく通用するとは思えませんけど・・・)