2012年10月30日火曜日
「彼女のひとりぐらし 3巻」感想 お気楽一人暮らし漫画最終巻
(部屋で)誰も見てないからいいや
誰とも喋ってない日がある、コンビニの店員と恋におちる妄想をする、
独り言が多い、部屋が汚れている、病気の時に急に襲ってくる孤独感など
男女問わず一人暮らし経験者なら「多かれ少なかれ同意してしまうネタ」が豊富にある当作品。
漫画ですから誇張されたりデフォルメされたりしている部分もありますが、
「だいたい合ってるw」というのが私の感想です。
この3巻でも相変わらずだらしない姿をしていたりしますが、
展開を広げるお隣さんが登場してきます。
これもまたひとクセある学生さんで、同人誌描くためにパソコン借りにきたり、
そこで勝手に主人公の事を勘違いして襲われる心配したり。
一人暮らし+同人作家は想像力豊かに育つのでしょうか。
普段負け組みたいな表現をしていても、誕生日祝ってくれる友人がいたり、
なんだかんだ幸せな日常なんじゃないでしょうか。
最後の最後は妹の結婚式で姉らしい姿を見せたり、
(全部が奇麗な話ではないけれど)妹想いのよい姉ですね。
ちょっと早めの最終巻となってしまったのが残念ですが、
一人暮らし経験者は楽しめる(切なくなる?)かと。
サラっと読めてサラっと終わる全3巻、読みやすい漫画です。
2012年10月24日水曜日
「くさったよめがあらわれた」感想 ヲタと一般人夫婦漫画
嫁さんが腐女子だったら、こんな夫婦生活!?
最近、ドラクエ10をプレイしていたこともあり、「~があらわれた」のタイトルに目を奪われてジャケ買いした漫画。
仕事に行く夫のスーツ姿に萌え悶える妻。
ネクタイ一つで妄想が膨らむ妻。
受け攻めをすぐ記号化する妻。
ドラマのシーンから、勝手なバックボーンを生み出す想像力豊かな妻。
「腐女子ってこんな生態」というのと、その腐女子の想像力に振り回される一般人、
という夫婦の話。
日々楽しそうではあるけど、見る物すべて受け攻め変換の毎日だと確かに一般人は疲れてしまうでしょうねw
一時期は珍しかった、「カップルの片方がヲタ」という漫画も、
男がヲタ、女がヲタ、社会人、学生、エッセイ、全部妄想などなど、
飽和状態と言っていいほどいろんなパターンの漫画作品があります。
そんな中での本作品。よくも悪くも目立った長所はないかな、というのが正直な感想です。
ヲタあるある、腐女子あるある(それに振り回される一般人あるある)を中心とした、
日常系漫画のひとつ、という位置付けですね。
ただ、私がそのようなジャンルが好きで読みふけっているからこその感想ですので、
この手の漫画をあまり読まない方にとっては新鮮な作品として写るではないか、と。
こんな世界、こんなカップルもいるんだねぇ、という感覚で読む作品かな。
2012年10月21日日曜日
「キン肉マン 40巻」感想 アトランティスがかっこいい!
この悪魔超人ツンデレじゃね?
アトランティスの戦いと復活したキン肉マンの戦いが収録されている本巻。
メインはどうしてもアトランティスになってしまいます。
過去、ロビンマスクに勝ったアトランティス。(その後キン肉マンに負けますが)
勝率の高いロビンマスクが主人公のキン肉マン以外で、
初の敗北を喫した相手、それがアトランティス。
・・・その割には、その後あんまり強い感じに扱われず、
大きな人気も出番もほとんどなかったアトランティス。
そんなアトランティスが読者のハートをがっちりつかむ戦いが本編です。
今回の戦いの後、ロビンマスクとの戦いを誇りに思っていたり、
ロビンマスクに敬意を払うよう節がところどころに見られます。
また、ドロップキックで流血した首は、鍛え上げた結果、
頑丈な皮膚に守られ弱点強化に成功するなど、ここでもロビンマスク戦の影響がうかがえます。
それでも悪魔超人的なファイトに声援もなく、観客は帰り始めてしまうなか、一人の少年だけはじっと応援し続けます。
そんな少年に対して
「悪魔なんぞ応援してたら、ろくな大人にならねぇぞ」
なんて言い放つアトランティス。
これ、正義超人的な心が芽生えてますよね、絶対。
かくして、絶対的なピンチになりながら最後に放ったのは
ロビンマスクのあの大技!
この展開は熱かった。当時のキン肉マン好きなら絶対熱くなる。
キン肉マンの戦いは最初~中盤ピンチ、弱点発見→勝利の流れなので当記事では割愛。
萌えだのハーレムだの腐向けだのいわれる作品が多い昨今、
しっかりと王道少年漫画している数少ない作品。
2012年10月18日木曜日
「ノゾ×キミ」感想 ノ・ゾ・キ・ア・ナのスピンオフ作品。
変態度は低めですが、賢い女子は健在です。
高校とマンションを舞台にした、変態度は低めですが、賢い女子は健在です。
高校とマンションを舞台にした、覗きを中心においたラブコメ。
ひょんなことから女子更衣室で女子の着替えを覗いてしまったキミオ。
そして、それを発見したノゾミは、覗き行為をバラさない代わりに条件を出してきます。
お互い同じマンションの向かい合わせの部屋に住んでいる二人。
奇妙な覗きの生活が始まります。
どうしてもノ・ゾ・キ・ア・ナと比較してしまうわけですが、
高校生ということで、性的描写も少なく、まだ健全な部類に入るかと。
物語の展開としては自信がもてないクラスメイトを立ち直らせるとか、
いじめの対処をするとかいったクラス内で発生する諸問題を、
ノゾミが覗き(という概念)を中心にした行動で解決していく、というもの。
その中で、キミオとノゾミの恋愛感情が芽生えてきて、という感じです。
女子が冷静に、賢く立ち回るのはノ・ゾ・キ・ア・ナでもおなじみですかね。
ノ・ゾ・キ・ア・ナ好きならすんなり作品に入れるでしょう。
(またこの手のパターンか、と思う場合もありますが・・・)
続巻が出るか不明ですが、1巻の表記がありますから期待できるでしょう。
本編であるノ・ゾ・キ・ア・ナもそろそろ完結しそうですしね。
ちなみにノゾミとキミオでノゾ×キミ。なるほどなぁというタイトル。
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