2013年12月25日水曜日
「シスプラス 4巻」感想 4人目の妹登場!?
妹萌えお色気ハートフルコメデイ作品。
ドタバタしてても、最後は心温まるエピソードで締めるのは、
この作者の得意分野にして最大の特徴と思われます。
今回は王子の妹などの新キャラが出てきましたが、
なんといっても新しい妹スフレの存在にすべて持っていかれました。
スフレちゃんに対して妹好きの兄が甘いのはいつも通りだけど、
末っ子の姫苺ちゃんが姉になるというのは面白い展開。
姫苺が姉と呼ばれることに喜んだり、
兄が末っ子ばかり構うようになったため、いろいろ気を引こうと画策したり。
普段しっかりしているようで、やっぱりちびっ子ですね。
この作品で妹から姉になる上での嫉妬話をやるとはおもいませんでした。
さて、新妹スフレ。ちびっ子特有の直球発言に動揺する次女詩穂を中心に、
ギクシャクした家族関係になってしまいます。
子供ってそういう空気を敏感に感じ取れるんですよね。
元通り仲良くさせる為に頑張るスフレ。そのピュアな気持ちに家族は元通り。
一時的な家族だったと思うけど、すばらしい妹でしたね。
最後、ケーキに合鍵入れる演出はすばらしい。
そんなハートフルな話が多目の今回。
兄や姫苺の暴走は少なめでした。
ぼちぼちキャラも増えてきました。それぞれの出番が減らないようなバランスで進んでほしいですね。
ところで、詩穂ちゃんは風邪の看病する天使っぷりはいいですけど、
他人の家にあがりこんではいけませんよ・・・。
2013年12月14日土曜日
「干物妹。うまるちゃん 1巻」感想 干物な妹と兄の物語
また、好きな妹物が増えてしまった。
一般的に妹物といえば、「お兄ちゃんだーい好き!」的なものですが、
これはそういった部分は全然ありません。(今後はわかりませんが)
外では完璧、家ではぐーたら。
そんな干物な妹うまると、それに振り回される兄の話です。
完璧な外面というと、真っ先に思い浮かぶのがカレカノですかね。
あれは将来のため、完璧な自分を演出している作品でしたけど、
当作品はぐーたらがバレないよう、完璧な自分を演じてる、という微妙な違いがあります。
さて、このうまるちゃん。外ではどんな感じかというと、
成績優秀、美人、非の打ち所がないという、普通の漫画ならサブキャラレベルのスペック。
しかし、一歩家に入ると体型も2頭身になり、
漫画、ゲーム、ネット、ジュース、お菓子という
一般的ヒキコモリのような状態に。
なんとなく、他人に感じないw
家での過ごし方の選択肢が、
・漫画
・映画DVD
・アニメDVD
・バラエティ番組
・ニカニカ動画
・木曜どうでしょう
・ゲームセンターDX (すべて原文まま)
というあたりも他人に感じない。
こんな妹、きっとかわいいとは思うけど、実際に自分の妹だったらウザいんだろうね
そんなうまるちゃんも1巻最後では、さっそく学校の同級生に
家でぐーたらしているのがバレる。
今後、どんな展開になるのか。
勢いのある作品なので、失速せず続いて欲しい。
2013年12月13日金曜日
「勤しめ! 仁岡先生 8巻(最終巻)」 子供嫌い教師物語、感動(?)のフィナーレ
連載8年にして最終巻。
結局、仁岡先生は中学生を滅ぼすことは出来なかった!(あたりまえ)
今回は幼少の時の変なあだ名(通り名)が出てくる。
『最強の龍』『最強の虎』『虫捕りの餓狼』(すべて虫捕り)
『ミスライトニング』『将軍(ジェネラル)』(百人一首)
さすが仁岡先生、一人プレーは何でもマスタークラスですね!
変な喋り方、変な表情、そしてその変な病気(?)が伝染してみんなも変な顔になる。
なんだこりゃw
この8巻では急に顔芸(変顔)が多かったです。
学園物としてはよくある卒業式エンドではなく、
勢いのあるまま、続編も可能な状態で最終回を迎えた。
そのせいか、寂しさや喪失感もなく、気持ちよく終わった印象。
別の言い方をすると、いつの間にか終わった印象。
この作品は4コマ漫画なんですが、言葉遊びが多いせいかセリフが長く、
読むのに結構時間がかかるので、若干お手軽に読める感は減る。
その分密度濃度は非常に濃いのだが。
前半ではトラブルなり物語のキッカケを作っていた変態校長や、河原姉弟だったけど、
後半~終盤では生徒側に登場キャラが増えた結果、出番が減ったイメージ。
教師人にもっと出番あってもよかったなぁ。
とはいえ、登場人物のキャラ崩壊もなく、ネタも丁寧でよく作りこまれている作品。
勢いのあるまま8巻分を走り抜けた作品。
2013年12月6日金曜日
「ヤンデレ彼女 12巻」感想 複雑な田中家が少しずつ語られる
最近、なんとなくシリアスが多く、レイナさんの暴力も少なくなっている本作品。
要所要所でレイナさんの怪力は登場しますけどね。
ドM変態な真夜美もその変態っぷりがナリをひそめているので、ちょっと寂しいですね。
12巻前半は社会の窓やら、相変わらずのドタバタコメディやってますのでご安心を。
聖と白鳥がいい感じで進んでいるようで、ほほえましいです。
主人公カップルでもないし、くっつくまでがドラマな感じもあったので、
今後メインになることは少なそうなのが残念。
次にやるなら真夜美と店長のなれそめかなぁ。
後半は終盤に向けてなのか、田中家の謎を解くような展開が多くなってきました。
田中家一族が黒子を見えなかった事で、正体は田中家に関係アリとは思っていましたが。
なかなかのキーキャラでした。
今後の田中家の謎を解読していく過程で、かなり重要な立ち位置かと。
田中パパとかママとかおじさんとか出てきたけど、
家庭が複雑なため、一読しただけではちょっと理解が難しい。
真夜美が家系図を見せてくれたのは、ある意味読者サービスですね。
関係性を整理するのに助かる演出でした。
気になるのは最後のページの田中の言葉。嫌な予感がする。
なんか彼氏彼女の事情でもあったな、何気ない言葉に思えた事だったのに、
彼女側は後にものすごく後悔する若干の鬱展開。
ドタバタラブコメディにシリアスは要らないという人もいると思いますが、
田中家の謎を解く意味では必要なのでしょう。
願わくばハッピーエンドに。
そして真夜美と店長も幸せになるように。
2013年12月5日木曜日
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 5巻」感想 もこっち2年生編へ
丸太で吸血鬼殺しそうな風体だな
テレビアニメも思いのほか好調だった私モテ。
漫画は先日第5巻が発売されました。
ねんどろいどぷち付の6巻も、来年の発売が確定していますし、
テレビアニメ2期の可能性もありますね。
さて、本編の感想。
卒業式でぼっちらしき卒業生と一瞬の交流を経て、
少しだけ思うところがあったもこっちですが、結果は変わらず、ぼっちのまま。
もこっち2年生へ。1年生には弟が入学。
姉ぼっち、弟リア充の構図が完成。ああ、残念な姉よ・・・。
2年生編ということで、自己紹介からスタート。そして盛大にスベる。
2年生でもぼっち確定かと思いきや、声をかけてくれる人が。
1年でも同じクラスだったネモこと根元。
・・・もこっちに声をかけてくれる、その天使のような根元よ・・・
・・・なぜ1年生のときに声をかけてくれなかった・・・
もこっちの性格からすると、声をかけてもらったところで、変化はあまり期待できなかったかもしれませんがw
これまでよりも少しだけ残念成分が減っているように感じるのは、
学校で会話するシーンが増えているからかもしれない。
その他のエピソードではテスト勉強として一人カフェをした結果、
仕事をサボってるサラリーマンの一時の交流があったり、
これまでとは違う一面が見え始めます。
じょじょにぼっち卒業か!?
しかし、そんな簡単に行かないのが学校生活。
2年の担任になった女先生は、容赦なくもこっちを打ちのめします。
「友達作る努力しなさい」と言われても・・・。性格的なことですし・・・。
海外では「これは重大な病気だ。なぜ日本人は騒がない?」
という旨で話題になっていたような。
まぁ、こういう全員同じでないと満足しない。生徒の気持ちや理由を理解せず、
己の正義心のみで行動する教師っていましたよね。
うっとおしかった事この上ないw
新キャラや新展開が多くありました。
実社会でも、学校ではうまく溶け込めなかったけど、
社会でたら思いのほか成功している人もいますし、
もこっちも最終的にはそういう方向に行くのかもしれないですね。
これまで同様、痛いネタは多いのですが、
これまでのとはちょっと違った感じの痛さに思えます。
ちょっと下ネタが多かったかも。
まだまだぼっちワールド。これからも期待!
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