2013年10月5日土曜日

「はじめの一歩 96~100巻」感想 王者として戦え!全部背負ってリングに立て!

練習はボクを裏切ることはなかった。
でも、今回はボクが練習を裏切ってしまった。

第96巻から第100巻までのダイジェスト

はじめの一歩(96) (少年マガジンコミックス)
第96巻
一歩 VS 小島寿人(日本フェザー級タイトルマッチ)準備編

はじめの一歩(97) (少年マガジンコミックス)
第97巻
一歩 VS 小島寿人(日本フェザー級タイトルマッチ)決着
鷹村守 VS ピーター・ラビットソン(WBC世界ミドル級タイトルマッチ)
鷹村 VS 伊達、千堂、間柴、冴木、小橋(泥酔による喧嘩)

はじめの一歩(98) (少年マガジンコミックス)
第98巻
板垣学 VS 冴木卓麻(A級ボクサー賞金トーナメント 決勝戦)

はじめの一歩(99) (少年マガジンコミックス)
第99巻
板垣学 VS 冴木卓麻(A級ボクサー賞金トーナメント 決勝戦)

はじめの一歩(100) (少年マガジンコミックス)
第100巻
板垣学 VS 冴木卓麻(A級ボクサー賞金トーナメント 決勝戦)決着
木村タツヤ VS ???(A級ボクサー賞金トーナメント 決勝戦)
青木勝 VS 伊賀忍(A級ボクサー賞金トーナメント 決勝戦)



鷹村が帰ってきて一歩にアドバイスを送る。
今まで、常に挑戦者の精神だった一歩は、ここで初めて王者として戦うのでしょうか。
似たようなことでは、ハンマーナオとの戦いがありましたが、
あれは先輩として戦った、という気がしますし。

しかし、準備編がながい。
95巻、96巻とたっぷり時間かけました。
デンプシー破りを公言しているわけではなく、
目立った対策を立てるわけでもないのに、ずいぶん練習に注目させたものです。

いよいよ始まった一歩の試合は両者1発ずつのパンチで終了。
いままで1発KOはなかったけど、一歩のパンチの破壊力がとんでもないのは
海とかで青木に放ったパンチなどで証明済み。
こういうのはもっと早くにやっておくべきだったのでは。
チャンピオンになる前とかにね。

続いて鷹村戦。あっさり勝利。
イーグル戦以降、マジメに試合描写がないが、いつもパンチ一発で勝っている。
とはいえ、妙にピンチがあったり、
逆に一発でしとめようということに執着していたり、
また、この試合では12Rの鷹村の右目が白抜きで表現されていたり、
網膜剥離伏線と思えることは散りばめられている。

網膜剥離だとすると、距離感がなくなっていてパンチをもらう理由も、
駆け引きが難しいから一発にこだわる理由にも繋げられる。

ホーク戦で殴られたときの「パリィ」という効果音やら、
今回の右目白抜きやら、伏線はたくさん散りばめられている。
今後どうなる鷹村。


試合後、鷹村 VS 伊達、千堂、間柴、冴木、小橋という喧嘩。
引退組もいるとはいえ、プロボクサーが喧嘩はまずいですよw
しかし、間柴は他人と絡むようになったなぁ。人間的に成長したんでしょうね。


引退の影がちらつく青木、木村、トップを狙う板垣のA級トーナメント開始。
板垣は唐沢といい、今回の冴木といい、
一歩が戦った相手を順番に越えていく展開なのでしょうか。

パワーファイターよりの作品でしたが、
板垣以降スピードファイター優遇な感じがみてとれますね。


新旧スピード対決と銘打ったしあいがスタート。
板垣の独壇場と思われた『集中時の相手がスローモーションに見える特技』
が通用しない・・・。冴木も同じ能力の所有者だった。

じゃあなんで一歩や千堂に負けたんだよ・・・。
少なくもとも、あの能力の前に一歩や千堂が勝つ絵が浮かばないんですけどね・・・。

同じ土俵に立ったスピード対決はキャリアVS才能の流れに。

しかし、新たな能力、アリ・シャッフルを含む無意識のフェイントで相手を翻弄する板垣。
そのフェイントは視界と逆に動く為、冴木は付いていけず。
目の前から人間が消えるを体感し、スピードスター、散る。
一歩に負けた再登場キャラの中では、かなり実力ある描かれ方だったのに、残念です。


木村は判定負け。青木もバロン栗田率いる伊賀に負ける。
会長の「選手の負けにするな!我々セコンドの負けにしろ!」というセリフ。

選手は負けていないという論法からすると、青木が再起するのか、
木村が階級上げてチャレンジするのか、大穴で間柴が相手をするのか。
・・・試合後の鷹村の態度から考えると引退の考えを撤回した木村が・・・
というのがスマートかな。鴨川メンバー以外では意味がないでしょうし。


なんだかんだ言って鷹村はジムメイト想いなところがあり、そこも魅力なんでしょう。
だから青木なんかはあんだけ虐められても付いていく部分があるのでしょう。
その青木・・・今回の負けで引退をするのでは・・・と。
まわりの引退に悲しんでいたのがフラグとなるのか。



さて。はじめの一歩も100巻まで読み進めました。
今後の一歩の世界挑戦は?

鷹村の6階級制覇は?網膜剥離は?
青木、木村の進退は?

板垣はどこまで上れるのか?
そして一歩と宮田の対決は本当にもうないのか?
千堂、間柴などの味のあるキャラの今後は?

いろいろと気になる部分が多すぎます。
・・・200巻までいっても終わらないんじゃないでしょうかw

今後もたのしみに読み進めます

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