2013年4月29日月曜日

「キン肉マン 42巻」感想 過去の戦いは全てが美談に

キン肉マン 42 (ジャンプコミックス)
正義超人の中でも完成されていない未知の実力者


冒頭の言葉、これはキン肉アタルがブロッケンJrを評しての言葉です。

そんな未知の実力者、ブロッケンJrの VS クラッシュマンとの続きから。
善戦をしていたブロックンJr、大方の予想通りあっさり形勢逆転されます。

さらに、相手のクラッシュマンから、善戦超人、万年未完の大器超人と揶揄されます。

ここまでのブロッケンJrの戦績(キン肉マン無印時代)を見てみると、3勝2負1分。
数字上はよさそうですが、その勝利も、カマセ相手のウォッチマン戦、ラーメンマンに助けられたミスターカーメン戦。
ザ・ニンジャ戦くらいにしかまともに勝利していないんですよね・・・。
(ちなみに負けは、ラーメンマンと、夢の超人タッグ編の乱入コンビ(ケンダマン、スクリュー・キッド)に、引き分けはプリズマン。)

負けかけた状態のブロッケンJrを再起させたのはラーメンマンの言葉
「私にとって過去最大の難敵が残した忘れ形見」
・・・あれ?そうだっけ?難敵だったっけ??w

毒霧とかに苦戦したけど、結果はあっさり勝利してたような。
実力的にもその後の展開的にも、とても難敵には思えないのですが、
まぁ正義超人側の勝利につながるなら、そういうことにしておきましょう。

ブロッケンJrの勝利にニヤリとするバッファローマン。
そういや、王位争奪戦では一時期同じキン肉マンソルジャーチームでしたね。

結構複雑な超人関係がある今回のシリーズです。


続いて、場面は先ほどブロッケンJrを再起させた言葉を放ち、
なぜかブロッケンJrの心の師となった、ラーメンマンの戦いです。

超人拳法の伝承者マーベラスとの戦いの中、ウォーズマンにやられた古傷が痛み出します。
まだ、治ってなかったんですね・・・。
(あ、ちなみにモンゴルマンの時のような傷が左右逆というミスはありませんでしたw)

勝利か死か、という超人拳法と完璧超人の掟に従い闘うマーベラス、
超人拳法の掟、残虐超人としての過去、そして正義超人としての今を戦うラーメンマン。

今回は似た信念とか、似たファイトスタイル同士の戦いが続きます。

負ければ自害、という完璧超人を助けるべく、ラーメンマンの戦いは、
ただ勝利するだけではなく、相手を生かすための戦いをします。

スピンオフ作品があったり、実力も人気も高いラーメンマン、
なんでウォーズマンに負けて一生引きずるような致命傷を負ってしまったのでしょう。
今では謎です。

実力では圧倒的なラーメンマン戦いも終わり、
舞台は悪魔超人対完璧超人にうつります。


第一幕でかっこよかったブラックホールです。
先の戦いでの負傷、疲労もある中、どういった戦いとなるのか。
正義&悪魔超人軍が全勝というのも考えにくく、
バッファローマン、ロビンマスクがこのタイミングで負けるというのも考えにくいので、
負けてしまうと予想しておきます。


ミスターカーメンを倒したクラッシュマンをブロッケンJrが倒す。
今回のシリーズはいろいろと過去の因縁や戦いを非常に重要視してますね。
(逆を言うと今後の予想がしやすいような)

なりきりマスク ラーメンマン (原作カラーVer.) ミクロマン ミクロアクションシリーズ ラーメンマン MK-02

2013年4月23日火曜日

「はじめの一歩 51~55巻」感想 デンプシーロールの進化形とは!?

ボクの最後の試合になるかもしれないからー


第51巻から第55巻までのダイジェスト
はじめの一歩(51) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2799巻))
第51巻
青木勝 VS 今江克孝(日本ライト級タイトルマッチ)決着
一歩同期、一歩・千堂・宮田・間柴以外が全員引退



はじめの一歩(52) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2837巻))
第52巻
鷹村守 VS ラリー・ベルナルド(WBC世界J・ミドル級タイトルマッチ)防衛戦
ヴォルグ再会と復活の兆し

はじめの一歩(53) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2857巻))
第53巻
ヴォルグとの練習
一歩 VS 沢村竜平(日本フェザー級タイトルマッチ)5回目の防衛戦

はじめの一歩(54) (少年マガジンコミックス)
第54巻
一歩 VS 沢村竜平(日本フェザー級タイトルマッチ)
デンプシーロール破れる

はじめの一歩(55) (少年マガジンコミックス)
第55巻
一歩 VS 沢村竜平(日本フェザー級タイトルマッチ)決着
進化型デンプシーロール炸裂



青木のタイトルマッチ挑戦も終盤。
精神を削ってはなつ「よそ見パンチ」などでスタミナ使いきり、
最後は泥仕合にもつれこみ、結果は判定に。

その判定はドロー。よって順位変動なし。
現チャンピオンと並んだという意味で、惜しかったです。

その後、青木軍団なる青木を慕う後輩が出てきます。
今後、活躍することがあるのか・・・ただのギャグ要員なのか・・・


続いて鷹村の防衛戦。
青木の「よそ見パンチ」を真似し、
完全にそっぽを向いて相手をひきつけようとしますが、あっさり失敗(笑)
無防備なところにパンチをもらってしまいます。
が、その後パンチ2発で相手をKO。鷹村無敵ですね。

鷹村はベルトを返上し、6階級制覇を宣言します。
これに対し、後輩板垣が急ぎすぎている、焦っている、と評します。
焦っているとしたら、なにに?時間はまだあると思うのですが・・・。


一歩の5度目の防衛戦はデンプシー破りを公言する、素行の悪いボクサー沢村。
もう一歩はデンプシー破りにどう対処するか、というのがポイントになってますね。

島袋の時は相打ちカウンターがデンプシー破りでしたが、
沢村は襲いくるデンプシーに対して少し下がることで死角をなくし、
綺麗なカウンターでデンプシーを破ります。
ここにデンプシーロールは完全に破られました。

しかし、そのまま終わるわけもなく、一歩もストップ&ゴーを繰り返す
進化型デンプシーロールを炸裂させます。
体に相当な負担がかかるようで、2~3発が限界の進化型。
沢村をKOし、5度目の防衛に成功。


一歩が試合の度にボロボロになるのはいつものコトですが、
今回は自分の技に体がついてこず、という意味でのボロボロ。

今後も選手生命を削る防衛戦が続きそうな展開です。


ちなみに、一歩の同期は一歩・千堂・宮田・間柴以外が全員引退したようです。
当たり年といわれながら、一歩と絡んだメンバー以外は残らなかったんですね。
他の階級とか残っててもよさそうですけどね。

2013年4月14日日曜日

「はじめの一歩 46~50巻」感想 会長の過去編、そして青木のベルト挑戦

小僧にとっての 究極のパンチ


第46巻から第50巻までのダイジェスト
はじめの一歩(46) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2640巻))
第46巻
鴨川、猫田、浜の過去編完結
板垣初勝利
板垣家登場

はじめの一歩(47) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2673巻))
第47巻
一歩特訓編(究極のパンチ発生)

はじめの一歩(48) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2697巻))
第48巻
一歩 VS 島袋岩男(日本フェザー級タイトルマッチ)4回目の防衛戦

はじめの一歩(49) (少年マガジンコミックス)
第49巻
一歩 VS 島袋岩男(日本フェザー級タイトルマッチ)決着

はじめの一歩(50) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2744巻))
第50巻
青木勝 VS 今江克孝(日本ライト級タイトルマッチ)


前回に続き、過去編から。
猫田の才能、そして鴨川の鉄拳。カッコよかった。
パンチドランカーの怖さや、鴨川の拳が再起不能状態になること、
そしてトレーナーの道を歩む宣言。
様々な漫画で、先輩・先生・師匠などの過去編をやったりしますけど、
最高レベルのカッコよさと強さがありました。


さて、過去の回想から戻りまして。
一歩の防衛戦、青木の王者挑戦、板垣新人王戦、鷹村の世界初防衛戦。
今後の試合展開が一気に発表されて、ジムが活気付きます。


今度の相手は琉球戦士、島袋岩男。
一歩より低い身長でありながら、ものすごく体格がよく、
堂々とデンプシーロール破りを公言してきました。
必殺技破りというのは少年漫画に必要な要素ですからね。
一歩も相手の必殺技を破ったりしながらの戦歴ですから。
ついに逆の立場になったわけです。

さらなる進化と強化を求めて特訓を開始。
そんな中、ついに「究極のパンチ」を打つ一歩。
とはいえ、狙って打つことはできないようですが・・・。

島袋戦。似たようなファイトスタイルで打ち合いますが、
途中、酸欠状態(チアノーゼ)になり一気に不利になる一歩。
というか、最近はチアノーゼになる展開が多いですね。
それだけ熱い戦いということでしょうか。

ちなみに公言していたデンプシーロールは、カウンターでした。
ただし、宮田君のような綺麗なカウンターではなく、相打ちスタイル。
相打ちだけれども、打ち負けない力と体力でねじ伏せる、
正直カッコイイものではなかったですが、一歩への精神的ダメージは非常に大きかったです。

そんな対決の決着は、海人にこだわった島袋ではなく、ボクサーでありつづけた一歩に軍配があがります。
ギリギリの状態から究極のパンチ(に近いもの)を放ち、そこから一度破れたデンプシーロール。
最後は会長を信じ、基本に忠実な動きをした一歩の勝ちでした。

これで4度目の防衛達成。
ほぼ毎回ギリギリですね。ああ、3回目の防衛線はまぁまぁ余裕でしたが。


試合後は恋愛ギャグ編。
板垣妹も加わり、久美ちゃんと雑誌記者飯村との三つ巴。
まぁ一歩の恋愛はなかなか進展しないので、あまり心配も期待もしていませんがw


青木は短い練習編の後、日本ライト級タイトルマッチがゴング。
トリッキー戦士、青木のボクシング能力がどこまで通用するのか!!

同期で親友の木村に少し遅れてのタイトルマッチ、結果が楽しみです。


2013年4月6日土曜日

「ももプロZ 2巻」感想 にわかから大ファンまで、ももクロちゃん解説書的漫画

ももプロZ(2)限定版 (プレミアムKC)
一番似ているのは川上マネージャーの顔!!

前回、第1巻発売当時にこの漫画を発見した時は、
まだなんとなくももいろクローバーZというアイドルの存在を知っている程度だったのですが、
その後、周りの人の影響もあって、にわかファンまでにレベルアップしました。

この作品、5人の顔の特徴も、性格の特徴もよく捉えています。

百田夏菜子(赤)はバカ
玉井詩織(黄)はマイペース
佐々木彩夏(桃)はアイドル
有安杏果(緑)はマジメ
高城れに(紫)は異次元

裏表紙の言葉そのままですが、それがももクロZの特徴であり、
特徴を誇張した結果が、このギャグ漫画です。

今回も、ももプロという架空のプロレス団体のでありながら、
ほぼプロレス要素のない話がすすみます。。
昨今の萌え系漫画によくある「団体(学校、部活など)設定はあるけどそれを中心にしてないパターン」ですね。
もっとも、この作品にはあからさまな萌えはないですが。

原作というか、本物ももクロメンバーの特徴や発言を引用したりするギャグ漫画なので、
性格やネタ発言などをここから覚えることも可能です。
夏菜子がトイレに閉じ込められる事件とか・・・。

この作者さんも本当にももクロファン(モノノフ)なんだろうなぁ。


1巻発売当初はどこの本屋でも売り切れ状態でしたが、
2巻は数多く刷っているようで、安定して購入できます。


漫画で覚える歴史書物みたいな扱いにもなるので、
私のように最近ももクロを知った、興味を持ったという漫画好きにはおすすめします。


ももプロZ(2) (ライバルKC)ももプロZ(1) (ライバルKC)ももプロZ(1)限定版 (プレミアムKC)